水曜日の郵便局と戦争遺産 [teamRANZAN]
始めに
2013年6月、熊本県津奈木町にあるつなぎ美術館が主体となって、閉校となった海の上の旧赤崎小学校の校舎を舞台に「赤崎水曜日郵便局」が開局。
2016年3月に閉局するまでの2年9ヶ月の間に、海外からも含めて全国から1万通近い手紙が寄せられました。
閉局後、再開局を望む声が上がり、プロジェクトの発案者の一人である映画監督の遠山昇司は、水曜日郵便局の次なる開催地を求めて全国を巡りました。
その中で、「奥松島」とも呼ばれているエリアの、宮城県東松島市宮戸島にひっそりと存在する、今は使われなくなった漁港「旧鮫ヶ浦漁港」に出会います。
在りし日の鮫ヶ浦水曜日郵便局
yasuzouから誘われて、5月8日 この郵便局に行ってきました。
と言っても、まずは、バイク!!
恒例の朝GOです。
6時30分出発 コバルトラインを走り、御番所公園で朝食
ソロでも二人でも、やる事は一緒
この日は快晴。
やっぱりカタナとVサイクロン号はかっこいいぜっ
ちなみに、この二人、もうすぐ還暦です
俺たちが小さいころ思っていた還暦・60才って、定年退職するジジイだったよなぁ
ごめんよぉ ジジイ扱いしていた還暦の先輩方!!
皆さんは、まだまだ あっちもこっちも現役なんですねっ
そんなこと言いながら、コバルトラインを走った後は、奥松島の宮戸島に向かいます。
日本三景で有名な松島の隣、東松島市にある宮戸島。
”奥松島”とも呼ばれ、県内屈指の景勝地として知られているエリアです。
今回は事前に調べて、ナビにセットしていたので迷わず進みます。
ちなみに、朝GOはUターンがつきものなのです。
事前情報どおり、素掘りのトンネルがでてきました。
いやいや、いきなりこれが出てきたら、即撤退です。
当然、照明なんてついている訳はなく、バイクのヘッドライトが頼りです。
恐る恐る進むと
トンネルをぬけると、そこには水曜日がありました。(出典:鮫ヶ浦水曜日郵便局)
港に到着!!
港に着く前に、郵便局跡はあるのですが、一旦バイクを止めます。
これが郵便局です。
詳しくはこちら
水曜日の物語←クリック
水曜日の郵便局を無事発見しましたが、実は、我々の目的は、もう一つあります。
この鮫ヶ浦には、海に続く線路があります
鮫ヶ浦は、太平洋戦争時に「震洋(しんよう)」という特攻艇の秘密基地があったのです。
震洋は小型ボートに爆薬を積み、そのまま敵に体当たりするという恐ろしい特攻兵器。
震洋はこの鮫ヶ浦だけでなく、米軍の本土上陸に備えて全国各地に配備されていました。
その国内最後とされる146番目の部隊が、ここ宮戸島の鮫ヶ浦に置かれたのです。
そのまま終戦を迎え、宮戸島から震洋が出撃することはありませんでした。
しかし震洋の部隊全体の戦死者は、2,500人以上にのぼるといわれています。
郵便局の横には、複数の穴が開いていました。
そのうちの1つは、出口が見えます。
勇気ある我々は当然光に向けて進みます。
するとそこには
まあっ なんという事でしょう
プライベートビーチかっ
誰もいない砂浜
こりゃ、全裸で泳いでもよさそうだっ
いやっやめましょう。
ここに来るには
ダンジョンを恐れず突き進む、勇者のハートが必要なのだっ
ドラゴンもキラーマシーンもいないけどね。
でも、ゲジゲジやコウモリはいたかもしれない。
冒険の後に飲むコーヒーは最高だぜっ
くどいようだけど、今年還暦の二人だぜっ
終戦から半世紀以上。遠い過去の話のように思っていましたが、戦争を身近に感じた体験でした。
海へ続くレールは、今もなお色褪せることなく残っています。
2013年6月、熊本県津奈木町にあるつなぎ美術館が主体となって、閉校となった海の上の旧赤崎小学校の校舎を舞台に「赤崎水曜日郵便局」が開局。
2016年3月に閉局するまでの2年9ヶ月の間に、海外からも含めて全国から1万通近い手紙が寄せられました。
閉局後、再開局を望む声が上がり、プロジェクトの発案者の一人である映画監督の遠山昇司は、水曜日郵便局の次なる開催地を求めて全国を巡りました。
その中で、「奥松島」とも呼ばれているエリアの、宮城県東松島市宮戸島にひっそりと存在する、今は使われなくなった漁港「旧鮫ヶ浦漁港」に出会います。
在りし日の鮫ヶ浦水曜日郵便局
yasuzouから誘われて、5月8日 この郵便局に行ってきました。
と言っても、まずは、バイク!!
恒例の朝GOです。
6時30分出発 コバルトラインを走り、御番所公園で朝食
ソロでも二人でも、やる事は一緒
この日は快晴。
やっぱりカタナとVサイクロン号はかっこいいぜっ
ちなみに、この二人、もうすぐ還暦です
俺たちが小さいころ思っていた還暦・60才って、定年退職するジジイだったよなぁ
ごめんよぉ ジジイ扱いしていた還暦の先輩方!!
皆さんは、まだまだ あっちもこっちも現役なんですねっ
そんなこと言いながら、コバルトラインを走った後は、奥松島の宮戸島に向かいます。
日本三景で有名な松島の隣、東松島市にある宮戸島。
”奥松島”とも呼ばれ、県内屈指の景勝地として知られているエリアです。
今回は事前に調べて、ナビにセットしていたので迷わず進みます。
ちなみに、朝GOはUターンがつきものなのです。
事前情報どおり、素掘りのトンネルがでてきました。
いやいや、いきなりこれが出てきたら、即撤退です。
当然、照明なんてついている訳はなく、バイクのヘッドライトが頼りです。
恐る恐る進むと
トンネルをぬけると、そこには水曜日がありました。(出典:鮫ヶ浦水曜日郵便局)
港に到着!!
港に着く前に、郵便局跡はあるのですが、一旦バイクを止めます。
これが郵便局です。
詳しくはこちら
水曜日の物語←クリック
水曜日の郵便局を無事発見しましたが、実は、我々の目的は、もう一つあります。
この鮫ヶ浦には、海に続く線路があります
鮫ヶ浦は、太平洋戦争時に「震洋(しんよう)」という特攻艇の秘密基地があったのです。
震洋は小型ボートに爆薬を積み、そのまま敵に体当たりするという恐ろしい特攻兵器。
震洋はこの鮫ヶ浦だけでなく、米軍の本土上陸に備えて全国各地に配備されていました。
その国内最後とされる146番目の部隊が、ここ宮戸島の鮫ヶ浦に置かれたのです。
そのまま終戦を迎え、宮戸島から震洋が出撃することはありませんでした。
しかし震洋の部隊全体の戦死者は、2,500人以上にのぼるといわれています。
郵便局の横には、複数の穴が開いていました。
そのうちの1つは、出口が見えます。
勇気ある我々は当然光に向けて進みます。
するとそこには
まあっ なんという事でしょう
プライベートビーチかっ
誰もいない砂浜
こりゃ、全裸で泳いでもよさそうだっ
いやっやめましょう。
ここに来るには
ダンジョンを恐れず突き進む、勇者のハートが必要なのだっ
ドラゴンもキラーマシーンもいないけどね。
でも、ゲジゲジやコウモリはいたかもしれない。
冒険の後に飲むコーヒーは最高だぜっ
くどいようだけど、今年還暦の二人だぜっ
終戦から半世紀以上。遠い過去の話のように思っていましたが、戦争を身近に感じた体験でした。
海へ続くレールは、今もなお色褪せることなく残っています。
2021-05-10 05:12
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コメント(5)
こんな良いところを隠してましたね。
隧道が気になってる私にこの物件をぶつけて来るとは
やるなー。
やっぱり複雑な地形は兵器を隠すのにピッタリだったんだな。
by 響 (2021-05-10 19:51)
すげ~ いいです!
なんかワクワクする場所ですね。
by くう (2021-05-10 22:18)
響さん
久しぶりに、我々はマイナリストになりました。
素掘りトンネルも、悲しき戦争遺産も、是非お見せしたい案件です。
くうさん
コロナ終息後に、お連れしますね。
コバルトラインと合わせてご案内です。
by hoshizou (2021-05-11 13:09)
こんにちは。
探検乙でした。
>小さいころ思っていた還暦・60才って
そうそう、もう日向ぼっこをして居そうな...
房総にも震洋の遺構はあちこちにあります。
ベニア板のボートに爆薬...って、今の湾岸の海賊みたいな
by HIRO (2021-05-11 20:25)
HIROさん
もう少し年齢と時代に、逆らって、いや、あがいていきます。
このくそ思いバイクにのりつづけてやります。
by hoshizou (2021-05-14 02:11)